生理痛

世の中いろいろな痛みがありますが、女性にとって一番なじみ深いものと言えば、腹痛ではないでしょうか。便秘による腹痛もよくあるけれど、生理痛も多くの女性が毎月悩まされている辛い症状です。

一口に生理痛と言っても、お腹や腰がだるい程度から、子宮がギューッと締め付けられるような痛みや、キリキリと刺すような痛みまで、人によって程度や痛み方も様々です。

このように誰にでも起こり得る生理痛ですが、あまりにも酷くて我慢できないほどならば、病気が隠れていることも考えられます。

ここでは、生理痛と似た症状を示す病気や酷い生理痛の原因になっている病気、その治療法などをご紹介します。

生理痛はなぜ起こる?

生理痛は、痛みが起きる時期によって、以下の3つに分けることができます。

排卵前後
生理中前半
生理中後半
時期によって、痛みが起きる原因や症状、痛み方も違ってきます。簡単にまとめると、このようになります。

このように、生理痛にはホルモンバランスなども関係していますが、最も感じる人が多い生理前半の痛みは「プロスタグランジン」という物質が大きな原因だと考えられています。

プロスタグランジンの「子宮の中の内膜や血液をしっかり体外に出そうとする働き」は必要なものです。しかし、体質的にプロスタグランジンが多い女性は、生理痛に悩まされることが多くなってしまいます。